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長周期地震動に有効な対策に有効な住友ゴムの制振ダンパー

長周期地震の揺れに対応し、微振動も抑制します。

住友ゴムの制振ダンパーは、周波数依存性が小さく、遠隔地地震から発生する微振動も抑制しますので、高層建築物の長周期地震動対策に有効です。

住友ゴムの制振ダンパーの主な特長

  • 小さな変形からエネルギーを吸収し、風揺れにも効果を発揮します。
  • 高減衰ゴムの硬度を高めることで、装置のコンパクト化を実現しています。
  • 同形ユニットの組み合わせ、ユニット自体の形状調整により最適なダンパー容量に調整可能で、建物規模に応じた運用が可能です。
  • 温度依存性や経年変化が小さく、安定した性能を発揮します。
  • 高減衰ゴムと鋼板フランジのみのシンプルな構造で、取付部のガタ等が生じにくい装置です。

長周期地震とは:ゆっくりとした揺れが非常に長く続く地震

震源から離れた地域の高層建築物での被害も懸念されています。

長周期地震はゆっくりとした揺れが数分~10分程度続きます。減衰しづらく、震源から数百km離れた地域でも大きな揺れが観測されることがあります。

建物にも長周期の揺れを考慮した設計が求められます。特に超高層建物の設計においては、長時間繰り返しの揺れを考慮して設計することが当たり前になってきています。繰り返し耐久性に優れた制振装置を採用することでこうした動きに対応することができます。

国の動き:国土交通省が長周期地震対策を本格化

長周期の揺れを考慮した耐震強度が義務付けられます。これまでの建築基準法では、建物の耐震強度を兵庫県南部地震のような短い周期の地震を想定して算出していました。
今後は、新築の超高層のビルやマンションでは、震源から遠く離れた高い建物を大きく揺らす危険がある長周期地震を考慮した構造計算が義務化され、耐震性がより強化されます。

国土交通省のホームページはこちら

【参考サイト】
 超高層建築物等における長周期地震動への対策試案について」に関するご意見募集について(国土交通省)
 超高層ビル「ゆっくり揺れ」対策も義務化 国交省方針(Asahi.com)

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